データポリシー

データ・指標の計算方法

J-Stock Dataが公開情報をどのように取得・整理し、画面に表示する指標へ変換しているかを説明します。

1. J-Stock Dataで扱うデータ

市場区分や業種などの上場企業情報、決算開示から取得した財務データ、最新株価および各決算期末時点の株価を組み合わせています。取得した財務数値は、企業間・期間間で比較できる形式へ整理してから各機能で使用します。

表示値は取得元の開示内容、取得時点、計算に必要な期間がそろっているかによって変わります。取得できない値を推測で埋めたり、欠損を0として扱ったりはしません。

2. 主なデータソース

企業の財務数値は、XBRL形式を含む決算開示資料から解析します。上場企業の基本情報はJPXが公開する情報をもとに整理しています。株価はYahoo Financeを通じて取得した市場データを使用しています。

提供元の訂正、仕様変更、休場日、取得処理の状況によって、反映時刻が異なる場合があります。

3. 決算データの整理方法

企業ごとに決算期末日の順で財務データを整理します。第2四半期・第3四半期などの累計開示は、直前の累計値との差を取り、四半期単独の値へ変換します。年度累計と同年度の第3四半期累計がある場合は、その差から第4四半期単独の値を求めます。

同じ期間に連結と非連結の両方が開示されている場合は、連結の情報を優先します。ただし開示形式によって判定できない場合があるため、厳密な確認が必要なときは企業の開示資料もご確認ください。

4. 年度決算と四半期決算

年度決算は1年間の累計値として扱い、四半期決算は比較可能な四半期単独値として扱います。年度のROEや売上CAGRと、四半期単独の利益率・EPSは対象期間が異なるため、混ぜて計算しません。

5. EPS(TTM)の計算方法

四半期EPS = 四半期単独の純利益 ÷ 発行済株式数
EPS(TTM)= 直近4四半期の四半期EPS合計

発行済株式数は決算データに含まれる値を優先し、取得できない場合は企業基本情報の株式数を使用します。直近4四半期がそろわない場合はEPS(TTM)を算出しません。会社予想やアナリスト予想は使用しません。

6. PERの計算方法

PER = 最新取得株価 ÷ EPS(TTM)

最新株価の基準日以前に得られた直近4四半期のEPSを使用します。EPSが0以下の場合、EPSが欠損している場合、または4四半期分がそろわない場合はPERを算出しません。

7. PBRの計算方法

BPS = 最新年度の自己資本 ÷ 発行済株式数
PBR = 最新取得株価 ÷ BPS

最新株価の基準日以前に開示された最新年度の自己資本を使用します。発行済株式数または株価を取得できない場合は算出しません。BPSが0以下の場合も、倍率として適切に解釈できないため、J-Stock DataではPBRを算出しません。

8. 直近ROEの計算方法

ROE = 当期純利益 ÷{(期首自己資本+期末自己資本)÷ 2}

年度決算データを使用し、期首と期末の自己資本がともに正の値として取得できる場合のみ算出します。スクリーナーや銘柄マップには取得済みの最新年度に対する直近ROEを表示し、個別銘柄分析では過年度の推移も確認できます。

9. 売上CAGRと営業利益率

売上CAGR =(最新年度売上 ÷ 最古年度売上)^(1 ÷ 期間数) − 1

直近最大5年度について売上が5件そろい、最初と最後の年度の売上がともに正の場合に計算します。5年度分を使う場合、最初から最後までの期間数は4です。

営業利益率は、各期間の営業利益を同じ期間の売上高で割って求めます。売上高が0または欠損している場合は算出しません。画面では比率を百分率で表示します。

10. キャッシュフローデータ

営業・投資・財務キャッシュフローと現金同等物の期末残高を決算開示から取得します。累計で開示されたキャッシュフローは、売上や利益と同様に直前の累計値との差から四半期単独値を求めます。別添資料として開示される場合は、その資料も対象にします。

取得できない値は0とみなさず、欠損として扱います。

11. 最新株価と決算期末時点の株価

最新の株価指標には、取得できた最新営業日の終値を使用します。決算期末時点の比較には、決算期末日以前の直近営業日の終値を使用します。休場日が決算期末日に重なる場合も、将来日の株価は使用しません。

時価総額は、最新株価に現在の発行済株式数を掛けて計算し、1円単位へ四捨五入します。PBRの計算には最新年度の自己資本と同年度の発行済株式数を使用し、株式分割や増資などで時点の異なる株価と株式数を組み合わせないよう区別しています。全営業日の始値・高値・安値・終値・出来高を保存するサービスではありません。

12. データの更新頻度

株価は営業日ごとの取得処理、財務データと上場企業情報は定期処理および決算開示の取得処理によって更新します。取得元の反映時刻や処理失敗により、表示まで時間がかかる場合があります。

画面に更新日を表示できる場合は、取得済みデータの実際の更新状況を反映します。

13. 欠損値と算出できない指標

計算に必要な四半期数、株式数、自己資本、株価などが不足するときは、その指標を算出しません。0と欠損は区別し、画面では「—」「算出不可」などと表示します。

値が表示されない理由には、企業が開示していない場合、必要な期間が不足する場合、開示形式から取得できない場合があります。これらの理由を画面だけから常に特定できるとは限りません。

14. 利用上の注意

  • 開示訂正や株式分割により、取得時点の数値と企業の最新開示値が異なる場合があります。
  • 会計基準や業種特性が異なる企業同士では、単純比較が適さない場合があります。
  • 本サイトは情報提供を目的とし、投資助言や将来成果の保証を行いません。

指標を使って確認する