データの見方

決算データを単年度ではなく時系列で見る理由

売上、利益率、EPS、ROE、CFを同じ期間で追うと、一年度の数字が持続的な変化か一時要因かを考えやすくなります。

単年度には一時要因が混ざる

為替、市況、災害、資産売却、減損、税効果などで一年度の決算は大きく動きます。好調な一年度だけを起点にすると、平常時の収益力や景気循環の位置を誤って捉える可能性があります。

売上と利益率で構造変化を見る

売上と営業利益率を並べると、規模拡大が採算改善を伴うかを確認できます。売上が横ばいでも利益率が継続的に上がれば事業構成や価格の変化、反対ならコスト構造の悪化を調べるきっかけになります。

EPS・ROE・CFをつなげる

EPSの増加が純利益の成長によるのか、株式数の変化も関係するのかを確認します。ROEは利益と自己資本、営業CFは利益が現金につながる過程を別の角度から示します。三つが同じ方向に動かない場合、その理由を開示資料で調べます。

J-Stock Dataの期間区分

個別銘柄分析ではFYと四半期を切り替えられます。FYは年度累計、Q1〜Q4は正規化した四半期単独値として扱います。ROEはFYだけで算出します。期間区分を混ぜず、年度で方向性、四半期で直近の変化を確認します。

J-Stock Dataで確認するには

  1. 個別銘柄分析で企業を検索する
  2. 年度表示で売上・利益率・ROEの中期的な方向を見る
  3. 四半期表示へ切り替え、直近の変化を確認する
  4. CF推移と照合して利益の現金化を確認する
  5. 変化点の決算資料で一時要因や事業再編を調べる

まとめ

時系列は指標を増やすためではなく、変化の持続性と背景を問うために使います。年度と四半期の役割を分けて確認します。

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